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一曲くらい

弾けるようになりたいと思ってはや三年

都々逸弾き唄いまであと何年


歳をとって(運良くとれたとして)足腰弱った頃にチョロンと弾けたら良いなと思って始めたものだからのんびりしすぎ


30年以上の前のこと 一時期十二社に住んでいました


年末になると 待合か置屋だったような 看板のない小さな日本家屋からチョロンチョロンと三味線の音が聴こえて 

その見えない誰かの華やかだった時代の名残香のようで

最後は何処かでそんなふうに暮らしたいと思ったのです


 
 
 

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© Matsuo Erika Kohryu
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